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指導を通して教える側も学ぶことが多くあります。
側乗研修では、まず私が運転し、新人乗務員を助手席に乗せて普段通りの乗務を見てもらいます。その後、無線や配車アプリを受けてお客様をお乗せし、接客や支払いの手順を一通り確認してから運転を交替します。初めての方は緊張されるため、接客については柔軟に対応しますが、運転に関しては特に雨の日やバックの際に死角を確認できているかなど、プロの乗務員として厳しい目で確認しています。正直なところ、一人で乗務している時間の方が気楽に感じることもありますが、指導を行うことで自身の運転のクセに気付いたり、交通ルールを再確認したりする機会となります。普段何気なく行っている運転中の行動を見つめ直す良い機会ですので、全員が順番に指導員を担当するのも良いのではないかと最近では考えています。