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自分のペース・働きやすいスタイルで走れます。
以前と比べると、タクシーの台数は減少しましたが、アプリの普及により配車の依頼は増加しています。そのため、配車が多い日は10分も待たずに次のお客様をお迎えに行けることが多くなりました。休憩を取るタイミングが難しいほど忙しい日々ですが、以前は30分から1時間の待ち時間が発生することもあり、時間が経つのが遅く感じて辛かったため、今の忙しさは私にとってそのまま楽しさに変わっています。病院の送迎が多いため、よくお乗せするお客様が施設に入居されたり、ご訃報に接することがあり、そのたびに顔を合わせなくなることに寂しさを感じます。指名をいただけることはありがたいのですが、お客様との距離が近づきすぎると、寂しい思いが増えることもありますし、指名が重なると断らざるを得ない状況も生じるため、私は積極的に指名を取らないようにしています。この仕事の魅力は、人それぞれの働きやすいスタイルで走ることができる点にあると思います。